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ラ・ママ編 (8)

大晦日、9時半にラ・ママ到着、おじさんかなり遅れて到着、おじさんの相棒も付き合いで来てくれた。感謝!が、ボードが用意出来なかったので、残りを張って終わりって・・・・・そんな馬鹿な!
速攻大晦日に開いている店に連絡、おじさんと買い出しに、約2時間半のロス。
ダクト、配管が邪魔をして上手く壁が出来ない。おじさん達は防音の事が全く頭にないので、滅茶苦茶雑に作ろうとするので、一々頭を下げて拝み倒して複雑な形を作ってもらう。

この日はラ・ママのスタッフはチェルシーホテルに、店番が1人だけでしかも事務所でラ・ママ〜チェルシー間の配送準備。
昼過ぎから会場か変更になった事を知らないお客さんが結構やってくる。私チェルシーホテルの場所知らないし、変更のお知らせビラの地図が判りにくいし、中には怒ってる人いるし、とにかく頭を下げまくる。

夕方に何とか壁片側張り終わる。おじさん達元気そうだったので裏側の下一枚だけ張ってくれって頼むと、「karibow監督は頼むの上手いな〜」と笑いながら何とか作業してもらい「良いお年を!来年もよろしくおねがいします」と挨拶をすませ、一人きりとなる。
配管の防音、天井の補修、壁の遮音材入れ、最大の難関となるであろう電気系統の整備。もの凄く不安になる・・・
取りあえず手の着けられる雑工をつづける。
カウントダウンライブの出演者達と合うのは何となく嫌だった。やっぱり私もライブがやりたいし、ステージに立ちたい。煤まみれで身を粉にして働いた所で感動は生み出せないが、ステージに立って「ラ・ママ頑張れ!」って言った方が感動的なのは判りきっている。今から祭りをやる人間と顔を合わせた時に愚痴が出るのも格好悪いので、ある程度で切り上げて帰ろうと思うのだが、やる事が有りすぎる。
誰かが階段をおりる音が聞こえた。お客さんだと会場変更の説明をしなければならないので急いで入り口に向かう。

足音の主は森重樹一だった。
ラ・ママには歴史があり著名なミュージシャンとそうではない人達のサインが至る所に書き込まれている。
社長の考えは全てを残したい。全てのサインがラ・ママの記録であり財産。もしサインした誰かがここに戻って来て自分のサインが消されていたらどう思う?ラ・ママは全ての出演者の家であり古里なんだと・・・・
もの凄い正論なんだが、煤の匂いが残る、煤だらけの壁の店を「伝統ですから」ってお客さんを入れるのはどうしたものか?話し合いって壁2面、天井1面以外は塗り替える事になる。
残した壁には森重のサインがあり、その壁を残した意味は森重に伝えてあった。

Morisigeサングラスを取り、軽い挨拶と握手。森重は仕草一つ一つが格好良くディスイズロックンローラーで、作業着がぴったりの自分自身がちょっと恥ずかしくなる。
森重の心は決まってるのだろうし、何をすべきか知っているのが簡単な会話で判る。やっぱり森重樹一格好良い。
「Karibowありがとう」と言い残し森重は歓声の待つステージへと向かった。
簡単な片付けをして私は家路を急いだ。「笑ってはいけない〜」を見る為だ。この時点で私はロックンローラー失格だった。とにかく2007年が終わった。

つづく

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Comments

ウッキーさま
>ラ・ママの為に一生懸命にがんばってるKariさんはかっこいいです!
ありがとうございます!

Posted by: Karibow | January 28, 2008 at 01:51 AM

ラ・ママの為に一生懸命にがんばってるKariさんはかっこいいです!

Posted by: ウッキー | January 19, 2008 at 01:40 AM

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