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ラ・ママ編 (12)

久々業者さんと顔を合わせる、びっしりと防音材が敷き詰められた壁と、何とか水平を保っている天井を見て驚いている。正直「どうだ!見たか!」と言ってやりたい所を我慢して「後は裏だけ貼ってもらえば、こちらで全部やりますから」とだけ伝え、作業をしてもらう。

恭平はもうペンキ屋のレベルではなく大工仕事全般をガシガシやりはじめる。明らかに業者さんより上手くボードを切り奇麗に天井を作り、床をモルタルで埋めて行く。
沢山のバンドマンが助っ人にやってきて、買い物、雑工を当然の様にやっている。申し訳ないとは思ったが、一度は拭き上げた椅子やテーブルを外で水洗いしてもらう。この日も外は寒いがみんな頑張ってやってくれている。

Akimaハタボウは照明スタッフと共にガシガシ作業を進める。出来ればPA電源も一緒に引き回しをしてもらいたかったが、ケーブルがもう無い・・・まあ買いに行けば良いのだが秋葉原とハンズだと値段が倍以上違うのでためらっていると秋間氏がやってくる。
復旧の予定は当初5日だったが、30日の時点で8日に変更。業者がよけいにダラダラ仕事になるのでこの事は秘密にしてくれと頼んでいたのだが、アンプの修理をしてくれてる秋間氏まで秘密にされていた・・・
「なんだよ〜〜5日復旧だって聞いてたから寝ないで直して来たよ〜〜」と笑ってる。秋間氏と軽く雑談、電源の話をすると「秋葉原今日からやってるから送って上げるよ〜」とありがたい言葉、速攻秋葉原に向かう。
ボラン談義は無く、パンタ談義をしながらのドライブ。「あ〜大音量で「ステファンの6つ子」が聞きたいない〜」と思う。

ラ・ママに戻ると社長の奥さんが餅を焼いてくれていた。正月らしいこと何もしてなかったと気がつく。餅を食べている間に業者さん雑に壁を完成させて帰っていた・・・・・
が、片付け一切してない。業者さんには明日から営業って事にしてあるのに。ここで木村祐一なら「考えられへん!」と激怒するだろう、正直はらわたが煮えくりかえる。

Ell1業者の散らかしまくったものを片付け、清掃とPAのセッティングを開始。明日には音が出せるだろうか?っていうか出さないとまずい。ここまで頑張って来たが正直不安だ。本当に防音は大丈夫なんだろうか?
んっ!?なんで私はこんなにライブハウスの構造や防音、遮音、音場に詳しいのだろう?電源の事も照明の事も・・・全部実践的に対応出来るのだろう?
「あ・・・私昔名古屋でエレクトリック・レディ・ランド作ったんだった。」正確には作らされたんだけど・・・・
今考えると不思議で、携帯電話もなく、居候で住まいをで点々としていたのに、何故か改装の度、確実に呼び出され無茶苦茶働かされて、報酬は冷凍のピラフを「おう!美味いだろう、この欠食児童め!」とののしられながら食べるという地獄を味わってきたのだった。とにかく全てがきつい仕事で、判らないと「馬鹿だ、無学だ」罵られながら汚い雑工をやらされ続け、配電盤を覗き込んでいるシゲちゃんの背中を何度も押そうと思ったものだった。
シゲちゃんと話がしたい・・・相談に乗ってもらいたい・・・こんな事を思う日が来るとは思わなかった。

つづく

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